HK変態仮面VSデッドプール

2016年春。爽やかな春先に訪れたこの二大タイトルは同時期に公開されました。
どっちが上とか下とか優劣をつけるわけではなく、この二つのタイトルが同時期であった事で感じた事。

どっちも変態ヒーローということ。

爽やかな春に変態二大大戦です。
HK/変態仮面 アブノーマルクライシス」は原作はジャンプに連載されていた漫画で
「勇者ヨシヒコ」で一躍有名になった福田監督が実写化した「HK/変態仮面」の続編です。
主演の鈴木亮平さんのさらに逞しくなったほぼ裸体は美しくも変態カッコいいです。

さてもう一方はと言いますと、デッドプール
マーヴルコミックスと言って通じる人にはよく通じますし、知らない人は本当に知らない。
けれども「X-メン」や「ウルヴァリン」「ハルク」「スパイダーマン」など最近は実写化がかなり盛り上がっており、
正当派ヒーローではないちょっとメタい(アンチ)ヒーロー「デッドプール」も実写化です。


私の周囲では、デッドプールの話題で盛り上がっていましたね。一方で変態仮面の話題はデッドプールほど盛り上がっておらず、
福田監督作品が大好きな私としては、デップー人気にちょっと嫉妬です。

変態仮面は劇場に、デップーは先日dtvで視聴しました。
同じようなコメディ系ヒーロー作品だと思っていましたが、やはり日本とアメリカで方向性はかなり違うなと思いました。

個人によって感想は変わってくると思うのですが、じわりじわりと笑わせてくれるのは変態仮面
アクションも現代の日本のアクション物と比べても高水準です!

デップーは対して、アメリカンジョークや視聴者を意識したトークなど小切れの良い笑いを誘いながらも、
数は多くないけれどもさすがの大迫力アクションシーンが見どころ。

世間的な話題はデッドプールの方が強かったように感じましたが、両方とも観て感じたのは、「とにかくどっちも変態だけどカッコいい!」でした。
魅せ方は違うそれぞれの映画ですが、(予算もそれは違うでしょうけど)どちらも決して見て損をするものではないです!

日本とアメリカの笑いの感覚。このズレを逆手に楽しんで両方をじっくり観ていただきたいと思います!